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障子の張り替え

投稿日:2019年12月19日

「早いもので本年も残すところ、あとわずかとなりました。」

 

我が家では暮れも押し迫った12月に、3年に一度の障子の張り替えをしております。

 

大小合わせて40本の障子の張り替えは大変骨がおれる仕事です。

 

私や子供達が暴れてまわった痕跡が障子の桟に アリアリ と残っております。

 

何度も糸と接着剤で修復した跡が、、、、、、、🥺

 

亡き母より、しっかりとお灸を据えられことが思い出されます。

 

先ずは、障子の紙を剥がす作業から始めます。

 

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これが気持ち良いことに、水をたっぷりと湿らせ、スーッと剥がれる快感がたまらないです。

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十分に冬の陽射しで濡れた障子を乾かします。

 

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これからが大変です。

刷毛で一本一本の桟にノリをつけて乾かないうちに

また、ホームセンターで購入したロール状の紙をゆがまないように

そーっとおろすタイミングが、、、、チョットでもズレるとシワのもとになるので

慎重にゆっくりと、、、、、、

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ピタッとするサイズはありませんので、

はみ出た部分は当て木をしてカッターで切り取ります。

 

ノリが乾くまえにスプレイで紙全体に水をスプレイします。

 

シワになっていたところが、あらあら 不思議、ぴーんと伸びるんです。

 

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 仕上がりはバッチリと

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障子に隠されたモミジ🍁と 奥の庭の赤く染ったもみじ🍁と相まって、素敵な風情が….

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これで 令和元年の冬が越せれそうです。

 

『来る年の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。』